日本語と英語のズレ(9)《執筆A.Y.》

「植物」とplant

英語のplantには広い意味と狭い意味があります。

動物に対する総称的な語として使う場合には、日本語では「植物」が対応語になりますが、狭い意味では、樹木に対してそれよりも小さい植物=「草花」を指します。

例えばDon't forget to water the plants.のplantは「草花」に相当します。

「飲む」とdrink

drinkは口を通して体内に入れる対象が液体に限られるのに対して、「飲む」は口に入れたものを噛まずに体内に送り込むことで、対象は液体に限られません。

さらに日本語では薬やタバコなども「飲む」と言います。

ですから、「この薬を日に3度飲まなければならない」というのならI have to take this medicine three times a day.とtakeを使いますし、「私は酒もタバコも飲まない」であればI neither drink nor smoke.となります。

さらに、「赤ちゃんがコインを飲んじゃった(=飲み込んじゃった)」というならOh, no! The baby's swallowed a coin.のように言います。

また、英語ではスープでも、普通スプーンを用いて一口ずつかむようにして食するのでdrinkを使わずにeat soupと言います。

ただし、カップ入りのスープをカップに直接口をつけて飲むのならdrink soupでもかまいません。

「乗る」とride

英語のrideは、日本語の「乗る」に比べて、その対象が限定されています。

まず、ride a horse/camelとか、ride a bicycle/motorbike/motorcycleのように言えるので、馬などの動物や自転車やオートバイのような乗り物を対象にできます。

この場合は、下になるものを自分で操る、またがる姿勢をとる、というのが特徴です(ただし、She was riding on the back of a friend's motorbike.ということもできます)。

さらに、特にアメリカ英語ではride in a car/a taxi, ride on a bus/a trainのように言えますが、これらは(自分が運転するのではなく)乗客として乗るということです。

日本語の「乗る」にはそうした限定はありません。

もちろん、車を自分で「運転する」場合はdriveを使います。

また、日本語の「乗る」は「乗り込む」という動作の意味にも使えますが、rideは「乗って行く、運ばれて行く」という継続的行為を表わします。

英語では動作として「乗る、乗り込む」というときにはget on a horse/bicycle, get in a car/a taxi, get on a bus/a trainのように言います。


「日本語と英語のズレ(10)」へ続く


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