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英語の比喩表現(19)《執筆A.Y.》

keep one's nose to the grindstone

「鼻を砥石につけておく」

丸砥石を回転させてナイフを研ぐイメージから、「こつこつ働く/勉強する」ことを表わします。

She kept her nose to the grindstone all year and got the exam results she wanted.

pay through the nose

「鼻を通して支払う」

比喩的に「法外な値段を払う、ぼられる」という意味で使われます。

この表現の起源については、9世紀にデーン人がアイルランドに侵入して、nose taxと称する人頭税を課したことからきていると考えられています。

滞納者は罰則として鼻を切り裂かれたのでこの名がついたそうです。

We paid through the nose to get the car fixed and it still doesn't go properly.

keep a stiff upper lip

「上唇を引き締めたままにする」

これが我慢するしぐさであることから、「困難な状況でも、本当の感情を隠して冷静を保つ」ことを表わします。

感情をあまり表に出さないイギリス人の典型的性質を表わすものとしてしばしば引き合いに出されます。

He was taught at school to keep a stiff upper lip, whatever happens.

read one's lips

「人の唇を読む」

人の唇の動きを見て、その人が言っていることを理解すること、つまり読唇することを指します。

She read his lips across the busy conference hall - "time to go."

特に、George Bushが、1988年の米国大統領選の共和党候補任命受諾スピーチで使って有名になったのがRead my lips(私の言うことをよく注意して聞きなさい)という表現です。

"Read my lips, no new taxes."

cheek by jowl

「頬と顎」

jowl(=the loose flesh by the lower jaw)が指す場所がcheekにとても近いことから、very close togetherという意味です。

度を越えて近い、不快・不適切なほど近いというニュアンスで使う場合が多いです。

Families were living cheek by jowl in impossible conditions.

turn the other cheek

「もう一方の頬を向ける」

新約聖書、ルカ伝からの引用です。

「ひどい仕打ちに対して仕返しをしない、仕返しをしないで人の仕打ちをうける」ということです。

Neither nation is renowned for turning the other cheek.


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