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TOEFLの目的
執筆A.Y.》

TOEFLというのはTest of English as a Foreign Language(外国語としての英語テスト)の略です。

「外国語として」というところが重要なところで、英語を母語としている人間は対象ではありません。

つまり、母語としてではなく、外国語として英語を学んだ人が、どの程度の英語力があるのかを判定するためのものです。

その目的は「北米の大学、大学院に入学して英語での授業についていけるかどうか」を大学側が見極めて判断することで、「講義を聞いて理解できるか?」(リスニング)、「教科書や参考書を読んで理解できるか?」(リーディング)、「課題レポートを自力でかけるか」(ライティング)などを測るための試験です。

ところで、TOEFLは1964年の開始以来、ペーパーテストとして行われていましたが、1998年7月からコンピューターを利用した試験(CBT)となりました。

CBTとは

CBTとはComputer-based TOEFLつまりコンピューターを使ってのTOEFL試験のことで、およそ4時間30分かけて4セクションの設問に答えるようになっています。

途中5分の休憩はありますが、持久力・集中力をつけておくことが必要です。

テストを始める前と、各セクションの前には、コンピューターの操作の練習をするセクションが設けられていて、マウスの使い方、スクロールの仕方、テストツールの使い方など、操作に自信が持てるまで好きなだけ時間をかけることができます。

CBTによる変化

最大の変化は、リスニングと文法はコンピューター適応型(Computer Adaptive)になったことです。

前の問題の正答率によって受験者のレベルが判定されて、次に出題される問題の難易度が変わるようになったのです。

初めは中ぐらいのレベルの問題が出るのですが、これに正解すると、次はもっと難しいものか、あるいは同じレベルのものをコンピューターが選択します。

逆に、間違った場合は、もっと易しいかあるいは同じレベルのものが出題されます。

前の問題の正答率で次の問題のレベルを判断するのですから、以前のように分からない問題をスキップすることができなくなってしまいました。

また、前の問題に戻って解答しなおすこともできません。

スコアの算出方法も複雑です。

易しい問題をたくさん正解したからといって必ずしも必ずしもスコアが高いわけではなく、問題数と、正答数と、問題の難易度によって算出されます。

また、文法問題の数が半分に減って、ライティング問題が全員必須となり、ライティングの得点は文法と合算されてStructure & Writing Sectionの得点となります。

Listening Section

設問数 30〜50問

制限時間 40〜60分

内容 Part A 短めの会話

Part B 長めの会話、講義やスピーチ

すべてナチュラルスピードで行われ、音声はヘッドホンで聴き、一度しか流されません。

最初にボリュームの調節ができますが、途中で変更はできません。

コンピューター化により、自分のペースで問題に取り組めるようになり、質問文が画面で見られるようになりました。

内容的には日常会話的なものが減り、代わってアカデミックなものが増え、大学でのレクチャーやディスカッションについていけるかをテストできるものになりました。

Structure Section

設問数 20〜25問

制限時間 15〜20分

内容 空所補充問題、間違い探し問題

大学生ともなればそれ相応の内容のものを読んだり書いたりするわけですから、英語の基礎である文法・構文も重要だということで、このセクションでそれをしっかりチェックするわけです。

コンピューター化に伴い、空所補充問題、間違い探し問題がミックスしてランダムに出題されるようになりました。

Reading Section

設問数 44〜55問

制限時間 70〜90分

内容 250語から350語程度の長さのパッセ−ジが、4〜5つ

テーマは社会科学系、自然科学系、一般的なものとなっていて、大学の講義の入門といったものが多く、特に専門知識が要求されるわけではありません。

北米の大学は、ともかく大量に読ませて書かせるので、リーディングは最重要技能と言ってよいのですが、分野別に見てみると日本人は意外にリーディング・セクションが弱いという結果が出ています。

Writing Section

設問数 課題トピック1つ

制限時間 30分

内容 課題トピック一1つについて300語から500語(3〜5パラグラフ)のエッセイを書く

トピックは185のテーマが事前資料で公表されており、その中からひとつが出題されます。

テーマは一般的な事柄であり、専門知識は必要ではありません。

英語的論理にもとづくパラグラフ構成でまとまった内容を記述することが求められているので、短時間での習得は難しいと思われます。

少なくとも数ヶ月前から、ライティングのトレーニングをしておく必要があります。


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